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ファミトラ「家族の俳句」2023年 4月

俳人の神野紗希先生とのコラボレーション第6弾は、桜と家族をテーマに神野先生に一句詠んでいただきました。

俳句の解説

<俳句> 団欒や花びらあつまって桜

 実家の庭には一本の桜の木があります。祖母の嫁いできたころに植えたられたらしく、樹齢は七十年ほどでしょうか。せっかくなので、春が来たらお花見。晴れたお昼に、茣蓙を敷いて机と座布団を出し、お弁当を食べます。わあ、生麩も桜の形しとるよ。ほら、土筆の卵とじ、懐かしいねえ。明るい桜の下だと、いつもより会話も弾みます。 

ふと写真に撮ろうと思い立ち、カメラを起動させて桜にスマホを寄せます。大写しになった桜は、花びらのひとひらずつが均等に、ぐるりとひとつの花をかたちづくっています。一枚一枚の花びらが集まってはじめて桜となるように、家族もまた、一人一人が集まって構成されるものです。おのおのの生きる時間がひとときにぎやかに交差する、団欒の時間。いつか散るその日まで、ささやかな時を重ねられたら。

5月の一句もおたのしみに!

俳句の作者

この俳句の先生

神野 紗希
(こうの さき)
俳人

1983年、愛媛県松山市生。俳人。高校時代、俳句甲子園をきっかけに俳句を始める。NHK「俳句王国」番組司会、NHK全国俳句大会選者などを務めた。2018年、『日めくり子規・漱石』(愛媛新聞社)にて第34回愛媛出版文化賞大賞。2019年、第11回桂信子賞。句集に『星の地図』(マルコボ.com)『光まみれの蜂』(角川書店)『すみれそよぐ』(朔出版)、著書に『女の俳句』(ふらんす堂)『もう泣かない電気毛布は裏切らない』(日本経済新聞出版社)『俳句部、はじめました』(岩波ジュニアスタートブックス)他。現代俳句協会副幹事長。聖心女子大学・立教大学講師。

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