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ペットの終活(家族信託)|幸せな最後を迎えるためにしてあげられる対策を紹介

ペットの終活(家族信託)

ペットと暮らしていると、いつかペットとの別れが訪れます。
ペットが先に旅立つ場合もあれば、飼い主が先に旅立つ場合もあるでしょう。

いずれの場合でも、別れが訪れた後、ペットもしくは飼い主がきちんとした生活を送れるようにすることが大切です。

そこで注目されているのが、ペットの終活です。
本記事では、ペットの終活がどのようなものなのかについて徹底的に解説します。

ペットとの別れをどう迎えるのか、ペットと別れた後、ペットもしくは飼い主が今まで通りの生活を送るにはどうすれば良いのかを解説するので、ぜひ最後までお読みください。

目次

ペットの終活とは?

猫

ペットの終活とは、人生の終わりを迎えるための活動である「終活」をペットに寄せて考えることです。

ペットの終活には、ペットの老後や死に備えた準備と飼い主の老後や死後に備えた準備の2種類があります。

ペットの老後や死に備えた準備には、ペットが入院した際の費用の準備やペットロスに備えた準備などが挙げられます。
一方、飼い主の老後や死後に備えた準備には、引き取り手を探したりペットのために財産を遺したりすることなどが挙げられるでしょう。

このように、ペットの終活をすることで、ペット・飼い主ともに老後を迎えても、周囲も含めて焦ることなく対応できるようになります。

いざという時になってから準備をするのでは遅い場合も多いため、なるべく早めにペットの終活をしておくと良いでしょう。

ペットの終活を始めるタイミング

猫

ペットの終活を始めるタイミングは、早いほうが良いでしょう。
特に、まだペットが元気なうちに始めるのが理想です。

というのも、ペットが突然病気や怪我をしてしまって、入院しなければならなくなったとき、冷静な判断や対応ができる人は多くありません。
また、飼い主が突然、病気や事故などでペットの面倒を見られなくなることも考えられます。

そのような事態が起きてから対応するのでは間に合わないことも多いため、なるべく早く準備しましょう。

ペットの老後・死に備えてできること

獣医

ペットの終活のうち、ペットの老後・死に備えてできることは、以下の6つが挙げられます。

  • 思い出づくりをする
  • 医療費を貯蓄する
  • ペット保険の加入や見直しをする
  • 緊急連絡先やかかりつけ医の情報をまとめる
  • 医療・介護の方針を決める
  • 葬儀や埋葬の方法を決めておく

それぞれの項目について、以下で詳しく解説します。

思い出づくりをする

1つ目は、思い出づくりをすることです。

悲しいことではありますが、必ずペットとの別れは訪れます。
しかし、ペットとの別れを迎えるまでは楽しいことがたくさん待っているはずです。
ぜひペットとたくさん遊んで、思い出づくりをしてみてください。

ペットとの思い出をエンディングノートにまとめておくと、ペットとの別れが訪れた後も、ペットとの日々を思い出しやすくなります。

医療費を貯蓄する

2つ目は、医療費を貯蓄することです。

もし、今ペットが元気な状態であっても、いつどのような不幸が訪れるかは予想できません。
突然怪我をしてしまうこともあれば、突然病気にかかってしまうこともあるでしょう。

そのような場合に対応できるように、医療費を貯蓄しておくことが大切です。

数万円程度で済む治療もあれば、数十万円から数百万円もの治療費がかかる場合もあるため、ペットの医療費を貯蓄しておくことをおすすめします。

ペット保険の加入や見直しをする

3つ目は、ペット保険の加入や見直しをすることです。

2つ目でペットの医療費について紹介しましたが、高額な医療費がかかる可能性があることを知ると、ペット保険への加入を検討する方もいるでしょう。

ペット保険にも様々な種類があるため、補償内容や病気のリスクなど、加入条件をよく比較し、ペット保険への加入や見直しをしてみてください。

緊急連絡先やかかりつけ医の情報をまとめる

4つ目は、緊急連絡先やかかりつけ医の情報をまとめることです。

家族のうち1人だけが緊急連絡先やかかりつけ医の情報を持っていても、すぐに対応できない場合もあるでしょう。

しかし、場合によっては1分1秒を争うような状況も考えられます。
その際に、すぐに家族や友人が対応できるように、緊急連絡先やかかりつけ医の情報をまとめておくと良いでしょう。

医療・介護の方針を決める

5つ目は、医療・介護の方針を決めることです。

ペットの健康状態によっては医療や介護が必要になる場合もあるでしょう。

医療や介護の方法は1つではなく、通院や入院、自宅での介護など、複数の選択肢が考えられます。
いざとなったときにどの選択肢を選ぼうか迷ってしまうと対応が遅くなってしまうため、あらかじめ方針を決めておくことがおすすめです。

葬儀や埋葬の方法を決めておく

6つ目は、葬儀や埋葬の方法を決めておくことです。

土葬・火葬の選択や公営のサービスを利用するか民間企業のサービスを利用するのか、などを決めておくことをおすすめします。

あらかじめ葬儀や埋葬の方法を決めれば、ペットが亡くなった際に、葬儀や埋葬の方法で迷ったり揉めたりすることなく、穏やかな気持ちで送り出せるでしょう。

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飼い主の老後や死後に備えてできること

獣医

ペットの終活のうち、飼い主の老後や死後に備えてできることは、主に以下の5つが挙げられます。

  • 入院などで長期的に家を空けるときの預け先を決めておく
  • ペットを連れて入所できる施設や引き取り先を探しておく
  • 飼い主の孤独死への対策として家族や近所の人と交流を持っておく
  • 引き継ぎが必要なペットの情報をまとめておく
  • ペットのために財産を遺せる対策をしておく

それぞれの項目について、以下で詳しく解説します。

入院などで長期的に家を空けるときの預け先を決めておく

1つ目は、入院などで長期的に家を空けるときの預け先を決めておくことです。

ペットだけでなく、私たち飼い主もいつ怪我や病気になってしまうかわかりません。
突然、家を空けることになるとペットが今まで通りの生活を送れなくなります。

そのような事態に備え、長期的に家を空けることになってしまった際に預けられる人を探しておきましょう。

当然ですが、ペットのことを責任持って世話してくれるような安心できる人を探してみてください。

ペットを連れて入所できる施設や引き取り先を探しておく

2つ目は、ペットを連れて入所できる施設や引き取り先を探しておくことです。

飼い主が病院に入院したり介護施設に入所したりする際、信頼できる家族や友人であっても、ペットを人に預けるのが不安な方もいるでしょう。

そのような場合、ペットを連れて入所できる施設や引き取り先を探しておくことも大切です。

数は多くありませんが、ペットの同伴が可能な施設もあります。施設に入所することになってもペットと一緒に生活したい方は、ペットを連れて入所できる施設や引き取り先を探しておきましょう。

飼い主の孤独死への対策として家族や近所の人と交流を持っておく

3つ目は、飼い主の孤独死への対策として家族や近所の人と交流を持っておくことです。

飼い主が入院や入所をしない場合でも、孤独死をしてしまうとペットも飼い主と同じような悲しい最期を迎えてしまう可能性があります。

家族や近所の人と交流を持っておけば、定期的に状況を確認してくれるため、飼い主が孤独死することを防げるでしょう。
近所の人との繋がりが薄れつつある現代ですが、孤独死を防ぐためにも近所付き合いをしておくことをおすすめします。

引き継ぎが必要なペットの情報をまとめておく

4つ目は、引き継ぎが必要なペットの情報をまとめておくことです。

もし、ペットを家族や友人、施設などに引き取ってもらう場合、ペットの情報がまとまっていると、預ける側も預かる側も安心できます。

ペットの好きな食べ物やペットの癖、身体の状態などをまとめておくと良いでしょう。

ペットのために財産を遺せる対策をしておく

5つ目は、ペットのために財産を遺せる対策をしておくことです。

具体的には、以下の2つの選択肢が考えられます。

  • 遺産相続に負担付死因贈与・負担付遺贈を設定する
  • ペット信託を利用する

遺産相続に負担付死因贈与・負担付遺贈を設定する

1つ目は、遺産相続に負担付死因贈与・負担付遺贈を設定することです。

負担付死因贈与や負担付遺贈とは、自身が亡くなった後に、ペットの面倒を見てくれることを条件に、面倒を見てくれる個人もしくは法人に対して、財産の一部を贈与、遺贈するものです。

負担付死因贈与・負担付遺贈をする場合、内容があいまいな場合は他の親族と揉め事になる可能性もあります。
そのため、法律の専門家である弁護士に遺言書や契約書の内容をチェックしてもらうことがおすすめです。

また、ペットの面倒を見てくれるはずの個人や法人が財産だけを受け取って、ペットの世話をしない可能性もあります。
そのような事態を防ぐために、ペットの面倒を見てくれるはずの個人や法人をチェックできる遺言執行者・死因贈与執行者という役割を弁護士に依頼することがおすすめです。

場合によっては、負担付死因贈与・負担付遺贈を取り消しし、執行者の判断で別の人に面倒を見てもらうこともできます。

ペット信託を利用する

2つ目は、ペット信託を利用することです。
ペット信託を利用すれば自分の財産を信頼する人に委託して、その財産でペットの面倒をみてもらうことができます。

ペット信託は飼い主が元気なうちから契約を結んでおくことができる制度であるため、いざとなったときにも焦らずに対応できるでしょう。

ペット信託では飼い主の死後の財産の継承先も指定できます。
そのため、飼い主の死後も同様にペットの面倒を見てほしい場合、その旨の契約を結ぶことも可能です。

このように、ペット信託では柔軟に自分の財産を活用できるため、ぜひ活用してみてください。

なお、ペット信託は家族信託の仕組みを利用しています。家族同然とも言えるペットのためにこの制度を利用することもできます。

家族信託について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてお読みください。またはファミトラまでお問い合わせください。

ペットの終活に関するよくある質問

よくある質問

最後に、ペットの終活に関するよくある質問を3つ紹介します。

  • ペットに直接財産を相続させられますか?
  • ペットを家族信託の受益者にできますか?
  • 相続されなかったペットはどうなる?

それぞれの質問に対する回答を見ていきましょう。

ペットに直接財産を相続させられますか?

ペットに直接財産を相続させることはできません。

しかし、負担付死因贈与・負担付遺贈を設定したり、ペット信託を利用したりすることで、ペットの生活を守ることができます。

負担付死因贈与・負担付遺贈を設定したり、ペット信託を利用したりすると、飼い主の代わりにペットの面倒を見てくれる人に財産を渡したり財産の管理を委託したりできます。

依頼された人がその財産を用いて、ペットの面倒を見てくれることで、結果としてペットの生活は守られることになるのです。

なお、これらの方法を利用する場合、契約内容や手続きが複雑になる場合が多いため、専門家に依頼することをおすすめします。

ペットを家族信託の受益者にできますか?

ペットを家族信託の受益者にすることはできません。

しかし、先ほども触れたように、将来ペットの面倒を見てくれる人に対し、自分の財産管理を任せることはできます。

これにより、自分が認知症になった際や入院などによりペットの面倒を見れなくなった場合でも、ペットはこれまで通り生活できるのです。

相続されなかったペットはどうなる?

飼い主にとっては残念なことですが、ペットが家族に相続されない場合もあります。

その場合のペットの引き取り先は、保護団体や動物病院などです。

保護団体や動物病院などが引き取ってくれた後は、里親を探すなどして、ペットが新たに幸せに生活できるように動いてくれます。

しかし、「ペットが知らない人のもとにいくのが不安」と感じる方もいるでしょう。
その場合は、事前に保護団体や動物病院などに相談をすることで、安心して預けられる準備をしておくことも大切です。

他にも、ペットの面倒を見てくれる老犬ホームや老猫ホームもあるため、あわせて利用を検討してみてください。

まとめ:大切なペットのために後悔しない終活を

犬

ペットのためにも、飼い主のためにもペットの終活をすることは大切です。
いつ不測の事態が発生するのかは誰にもわからないため、早いうちから準備をしておくと良いでしょう。

もし、ペットの終活でペット信託の利用を考えている場合は、ぜひファミトラにご相談ください。

ペット信託は「家族信託」の仕組みを利用しています。ファミトラは家族信託を専門に取り扱うサービスを運営しているため、ペット信託の対応も万全です。

メールや電話で無料相談を受け付けているため、ペット信託で気になることがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

田中総 田中総 家族信託コーディネーター®エキスパート 宅地建物取引士/司法書士

東証一部上場の企業で10年以上に渡り法人営業・財務・経営企画等の様々な業務に従事。司法書士資格を取得する中で家族信託の将来性を感じ、2021年6月ファミトラに入社。お客様からの相談対応や家族信託の組成支援の他、信託監督人として契約後の信託財産管理のサポートを担当。

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