家族信託の活用事例 ユーザーインタビュー vol.8

家族信託 活用事例インタビュー記事 vol.8

ファミトラで家族信託をご利用いただいたお客様のインタビュー記事のご紹介です。お客様それぞれの事情によって柔軟に対応できるのが「家族信託」の強みでもあります。

今回ご利用いただいたお客様の事例は、お父様の銀行口座が一度凍結されてしまったことがきっかけに、家族信託を選択されたお客様です。

家族信託の利用を検討し始めたきっかけについて教えてください

父の銀行口座が一度凍結されてしまったことが、家族信託の利用を検討したきっかけです。

もともと父は二つの銀行口座を利用していたのですが、自宅に近い方の銀行口座一つにまとめたいという希望があったので、窓口へ申し出たそうです。すると、ちょっと待つように言われた後、今まで使っていた方の口座から急にお金が下ろせなくなってしまったと言っていました。

おそらく担当者の人が、父に認知症の気があると感じて凍結させたんでしょうね。本人が亡くなった場合に口座が凍結されるということは私も知っていたのですが、生きていても認知症の疑いや入院とかを理由に凍結されてしまうことがあるということは、そこで初めて知ったので「これはまずいぞ」ととても焦りました。

それに父は、80代なので年相応の忘れっぽさはあるものの、役所での手続きとか銀行のやり取りとかは全然自力でできていたので「認知症ではないと思っていたのに何でなんだろう」と不安を抱いたのを覚えています。

完全な認知症ではなかったはずの父の口座を勝手に凍結されてしまったことに対する銀行への不信感もありましたね。結局なんとか凍結を解除してもらうことはできたんですがやっぱり心配で……

今後の父の財産管理についてどうしようかと悩んでいたところ、ちょうど友人から成年後見人の話を聞きました。

制度の概要を全然知らなかったので急いで調べてみたんですが、自分でやるのは大変そうだし、家庭裁判所に行くのも手間がかかるし、弁護士さんに頼むのもかなりお金がかかりそうで「どうしよう」と色々調べていたら、ファミトラさんの家族信託が出てきたので、相談してみることにしたんです。

信託を組成していくうえで一番大変だったことについてお伺いできますか?

実は父とは長い間疎遠だったんです。だから最初は何を話すにも気を遣ってしまって……それこそ財産の話なんかする機会さえなかったので、信託の話を進めていくのにとても苦労しました。

もともと頑固で融通の利かない性格なんですが、年齢を重ねてから余計に用心深くなって大変だったんです。

財産の話をしようとするとムッとされちゃって、なかなか信用してもらえなかったので、父の機嫌を伺いながら「この前置いていったファミトラのパンフレットは読んでくれた?」といった感じで、ゆっくり話を進めるようにしていました。

決して無理強いはせず、お金の話をする時などはタイミングを図るようにしていましたね。また、妹がアメリカに住んでいるので大変だったことも多かったです。

妹は父と会う機会がほとんどなかったため、信託の話を進めるにあたってLINEやメールでこまめに連絡をとらなければなりませんでした。

父の財産管理のことについて妹は協力的だったので、相談にもよく乗ってくれていたのですが、遠方だとできることが限られている分、大抵のことは私1人でやる必要があって……。

そのため慣れないことも多く、苦労することもありましたが、手続きのステップごとにファミトラさんが必要なサポートをしてくれてとても心強かったです。

信託契約を締結するまでの期間を振り返ってみて感じることなどはございますか?

ファミトラさんのサイトがとても簡潔でわかりやすかったのと、費用が安かったという点は大きかったですね。

初めてサービスを知った時は、あまりにも安すぎて「本当にこれだけ?もっとかかるんじゃないの?」っていう心配があるくらいでした(笑)でも逆に言えば、もしも何かトラブルがあって信託の利用を辞めることになったとしても、そんなに打撃がない金額で済むわけですし、民間でそういう会社が他にあまりなかったので利用してみることにしたんです。

銀行なんかも似たようなサービスをやっているところがありますけど、口座凍結のことで銀行には少し抵抗があって……。

弁護士事務所や司法書士事務所なんかも調べてはみたんですけど、ちょっと敷居が高いというか、少し相談しただけで何万円もかかるところが多かったので、ファミトラさんの無料で相談できるというところは本当によかったですね。

「一旦聞いてみてダメなら別のところにしよう」という気持ちで気軽に相談することができました。

ファミトラのサービスを利用いただいた率直な感想を伺えますか?

これで銀行の口座凍結から逃れられるっていう安心感が1番大きかったです。

もし信託をしてなかったら「父の認知症が銀行にバレないうちに引き落とそうか」っていう算段だったので(笑)でもその場合、一日に下ろせる限度額が決まっているから、大きいお金をすぐに用意することはできないという点がすごく心配で……。

家族信託を利用することで、この問題が解決できたのはとても良かったです。お金の利用目的は「介護費や入院費など大きな出費の時のためのものなので、細かいことには使わないようにしようね」って決めたので、父もとても安心していました。

また手続きの都度、担当者の方々が丁寧に説明してくださるし、「あとどれくらいで終わるか」という目安も示してくれたので、不安なく進めることができたと思います。

メールのやりとりもスムーズだったし、質問にもすぐに回答いただけて感謝しています。

相談はすべてオンラインで行ったと伺いましたが……

そうなんです、まさかの全部Zoomで完結しました。

Zoomは使ったことがなかったので、オンラインでの相談とかちゃんとできるか少し不安だったんですが、やってみると電話とかメールと違って顔を見てできるので、とても話しやすかったですね。

父も一応パソコンは持っているんですけど、天気予報やニュースをチェックするくらいしか使っていないので、初めはよくわかっていませんでした。まさか世の中がそんなに進んでいるとは思っていなかったみたいです(笑)

だから最初は「なんでパソコンの前に座るんだ?」と不思議がっていたんですけど、だんだん興味津々になって、画面が映ると「おおお!」って感動していました(笑)慣れてからは部屋で父と2人でパソコンの前に座って……初めてでも抵抗なく利用できて良かったです。

また父は年齢的にも、今後どんどん忘れっぽくなる可能性があるので、(今回の判断は)本当にギリギリのタイミングだったと感じました。

それこそ、もう少し先延ばしにしていたら「父はやっぱり認知症でした」という診断をされてしまっていたかもしれません。そうなっていたら、信託の話を進める事もできなかったと思うので……。

だから、オンライン相談でスピーディーに手続きを進めることができたのは、本当にありがたかったですね。

家族信託の組成をする前と後で心境の変化はありましたか?

家族信託を組成したことにより1つ大きな問題がなくなったっていう安心感がありますよね。これで財産を安全に守ることができたなぁって。

妹は海外にいてあまり帰ってこれないため、私の娘を第二受託者として信託契約を結んだのですが、もし私が父より先に亡くなるという最悪の事態が起こった場合、財産管理を行うことになる娘が困った時に頼れる人がいないということがとても不安でした。

私の母はまだ元気だけど難しいことはわからないし、妹にもなかなか相談できないと思うので……。 だけど、そうした場合でも今後はファミトラさんにいつでも相談できるわけだから、娘にそういう相談相手ができたということですごくホッとしています。LINEなどでも気軽に相談できますからね。

また、家族信託のおかげで疎遠だった父とも再会し、だんだんと普通に話すようになって打ち解けたというか……。

まだ溝は完全に埋められてはいないかもしれないけれど、財産のことに関しても、通帳を見せてくれるようになったり、頼ってくれるようにもなって、本当に嬉しかったですね。

私のことを信頼してくれていないと財産の話とかはまったくできなかっただろうし。家族信託をきっかけに父との信頼関係が修復されたことが本当に良かったと思います。

※第二受託者 第一受託者がなんらかの事情により財産管理を行うことができなくなった場合に備え、次に管理を行う人として定められる人

では最後に、同じような悩みを抱えている方に向けてメッセージをお願いします!

親御さんに財産のことは話しづらいかもしれないけど、命の次に守らなければいけないくらい一番大事なものなので、なるべく早めに親御さんと話し合っておいたほうが良いんじゃないかと感じます。

皆さん葬儀とかお墓の話はしますけど、そういう話をする前に向き合っておくべきことだと思うので……。「こういう話もあるよ」っていうところから始めて、自分でやった場合、弁護士に頼んだ場合、民間に頼んだ場合という風に、それぞれのケースを一旦考えてみたらいいですよね。

私はファミトラさんのインタビュー記事をネットで見たときに「皆思うことは同じなんだなぁ」とわかって背中を押されましたね。

写真が載っていないパンフレットとかだと「本当の話なの?」って思ってしまうけど、ネットに顔と実名を載せてる方がいると「本当のことなんだ」「ちゃんとできるんだ」と信じることができたし、勇気をもらうことができました。

だから、こういう実際に利用した人の声を参考にするのも大事だと思います。

認知症になったときの対策ってあまりやってる人がいないので、なってから慌てるようなことにならないように、早めに相談するのが一番です。実際に親御さんの認知症などで口座が凍結されてしまった場合、負担がかかるのは子どもの代になってしまうので、もはや高齢者だけの問題じゃないですよね。

とてもじゃないけど私は賄えないです(笑)だから皆さんも、迷ったらまずは無料相談を受けてみることをおすすめします!

家族信託 無料相談

1人で悩んでも問題は解決しません。わからないことは家族信託のプロに無料で相談してみませんか?

お客様のご状況に合わせて最適な方法を幅広くご提案・サポートいたしますので、家族信託に興味がある方は、ファミトラまでぜひご相談ください。

お気軽にまずは無料相談をご活用ください。

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この記事を書いた人

ファミトラは「人生100年時代のコンシェルジュ」として、認知症による資産凍結だけでなく、家族の老後にまつわるさまざまな課題解決に伴走しています。介護や相続の他、遺言や任意後見・成年後見制度、生前贈与といったこれまでの対策に加わるかたちで、「家族信託」のサービスをあたりまえにすることを目指しています。

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