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認知症の主な原因や種類別の症状の特徴は?効果的な予防法も解説

認知症 原因

「認知症にかかってしまう原因を知りたい」
「認知症にならないように、早めの予防をしたい」

このような思いを抱えている方は多くいるのではないでしょうか。

高齢者の約5人に1人が認知症にかかることを考えると、「親や自分が認知症にかかったらどうしよう」と不安になるのは当然といえます。

そこで、本記事では認知症の原因について解説します。
認知症の種類や予防のためにできる対策などを知って、認知症に備えましょう。

目次

認知症とはどのような病気?

老夫婦

認知症とは、脳が病気や障害を抱えてしまい、認知機能が低下し、日常生活が正常に送れなくなってしまう症状のことです。

認知症の症状には大きく分けて、中核症状と周辺症状(行動・心理症状)の2つがあります。

中核症状は認知機能が低下することにより現れる症状で、物忘れを含む記憶障害がよく知られています。
一方、周辺症状(行動・心理症状)は、行動や心理状態に影響が出てしまう症状で、徘徊や幻覚・妄想などが主な症状に挙げられます。

中核症状や周辺症状(行動・心理症状)は、具体的に以下のような初期症状となって現れます。

  • 物忘れ
  • 正常な判断ができない
  • 性格が変わる
  • 不安感が強くなる
  • 意欲の低下

これらの症状が見られたら、認知症の初期症状だと疑って、医療機関を受診すると良いでしょう。

認知症の初期症状について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてお読みください。

認知症を引き起こす主な原因

認知症を引き起こす主な原因

認知症を引き起こす主な原因として、以下の4つが挙げられます。

  • 加齢による脳内の異常タンパク質の増加
  • 生活習慣病による脳血管のダメージ
  • けがや疾患による脳神経細胞の損傷
  • ストレスによる脳神経細胞の萎縮

その他にも考えられる原因があるため、認知症を引き起こす原因について詳しく見ていきます。

加齢による脳内の異常タンパク質の増加

1つ目の主な原因は、加齢による脳内の異常タンパク質の増加です。

年齢を重ねると、異常なタンパク質である「アミロイドβ」が脳内に溜まりやすくなります。
「アミロイドβ」が溜まると、脳細胞が破壊されてしまい、それが原因で認知症になってしまうのです。

「アミロイドβ」が溜まる原因は加齢によるものであるため、予防するのは難しいでしょう。

生活習慣病による脳血管のダメージ

2つ目の主な原因は、生活習慣病による脳血管のダメージです。

高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、一見すると認知症とは関係ないように見えるかもしれません。
しかし、生活習慣病にかかると、動脈硬化などにより脳出血や脳梗塞などの病気を引き起こすことに繋がります。

後ほど詳しく紹介しますが、脳出血や脳梗塞などの病気になると、認知症の1つである「脳血管性型認知症」にかかりやすくなるのです。

生活習慣病になった上に認知症にもかかってしまうのは、生活に大きな影響を与えてしまうため、生活習慣には気を付けて生活することが大切でしょう。

けがや疾患による脳神経細胞の損傷

3つ目の主な原因は、けがや疾患による脳神経細胞の損傷です。

脳出血や脳梗塞、くも膜下出血など脳に疾患を抱える病気などにかかると、脳血管にダメージが加えられてしまいます。
すると、先ほど紹介した「脳血管性型認知症」にかかるリスクが高まってしまうのです。

他にも、脳に直接障害を加えるような病気でなくても、認知症にかかるケースもあります。
例えば、入院が長期間にわたることで脳に刺激が加えられなくなり、認知機能が低下することにより、認知症にかかるケースが挙げられます。

なるべくけがをせず、また疾患にかからないように、周囲もサポートをする必要があるでしょう。

ストレスによる脳神経細胞の萎縮

4つ目の主な原因は、ストレスによる脳神経細胞の萎縮です。
ストレスは認知症のみならず、様々な病気の原因となることがありますが、認知症の原因にもなり得ます。

しかし、ストレスが直接的に認知症を引き起こすわけではありません。

例えば、ストレスを受けるとうつ傾向になることが多くあります。
そのような場合に外出を控えるようになり、他者との交流が減ることで周りから受ける刺激が減少し、認知機能が低下、そして認知症へと繋がるケースが考えられます。

ストレスは、認知症を含む様々な疾患や病気の原因になりうるため、可能な限りストレスのかからない生活を送るように心がけましょう。

その他

他にも、認知症を引き起こす原因は様々なものがあります。

例えば、アルコールが原因となる「アルコール性認知症」などがあります。
お酒などを飲みすぎると、アルコールの吸収がうまくいかなくなり、脳が委縮したり認知機能が低下したりすることで、認知症になるケースがあるのです。

その他にも、脳の前頭葉や側頭葉などが委縮することによって引き起こされる認知症や、甲状腺ホルモンの低下により脳の代謝が低下してしまい引き起こされる認知症などもあります。

このように、認知症は様々な原因により発症してしまう病気です。全ての原因を対策することは難しくても、主な原因を理解し、予防に努めることが重要です。

認知症の主要な4つの種類と特徴

認知症の主要な4つの種類と特徴

認知症の主要な種類として、以下の4つが挙げられます。

  • アルツハイマー型
  • 脳血管性型
  • レビー小体型
  • 前頭側頭型

それぞれの種類について、その特徴を詳しく見ていきましょう。

認知症の種類について、より詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてお読みください。

アルツハイマー型

1つ目はアルツハイマー型認知症です。
脳の神経細胞に異質なタンパク質「アミロイドβ」が溜まることで、神経細胞が破壊され、脳が萎縮してしまうことで発症します。

認知症全体の70%を占めており、多くの認知症患者がアルツハイマー型認知症にかかっていることがわかります。

「アミロイドβ」が溜まる原因は、加齢によるものが大きいとされています。しかし、詳しいメカニズムまではわかっていません。

なお、生活習慣の改善がアルツハイマー型認知症の予防に効果があることがわかっています。栄養バランスの取れた食事や適度な運動など、正しい生活習慣を身に付けると良いでしょう。

脳血管性型

2つ目は、脳血管性型認知症です。

脳血管性型認知症は、認知症全体の約20%にあたるとされており、アルツハイマー型認知症に次いで、2番目に多い種類の認知症です。

脳出血や脳梗塞などにより脳血管に障害が起きてしまうことで、脳の血液の流れが止まり、脳が壊死してしまうことで発症します。

症状は、脳のどの部分に障害が起こるかによって異なります。
例えば、手足のしびれや麻痺、歩行障害、言葉が出にくくなる、意欲低下、不眠などが挙げられます。

血管障害により発作が起きるたびに症状が重くなるため、生活習慣を改善したりリハビリテーションを活用したりして、発作を起きにくくすることが大切です。

なお、生活習慣に気を付けて生活することが発症や発作の予防に繋がるため、規則正しい生活を送るようにしましょう。

レビー小体型

3つ目は、レビー小体型認知症です。
特殊なタンパク質「レビー小体」が脳に溜まってしまい、神経細胞が破壊されることで発症します。

「レビー小体型認知症」の症状の最大の特徴は「幻視」です。
「幻視」の症状を抱えると、物理的に存在していない人影や動物などが見えてしまいます。

意識がはっきりするときとしないときを繰り返しながら、徐々に認知機能が低下していくことも特徴的です。
他にも、睡眠障害や手足の震え、歩行障害、さらには身体のこわばり、うつ症状なども症状として現れます。

「レビー小体」が脳に溜まってしまう原因については解明できていないため、予防方法や治療方法が確立されていません。
そのため、症状の進行を和らげるような治療方法が用いられることがほとんどです。

前頭側頭型

4つ目は、前頭側頭型認知症です。
脳の前頭葉や側頭葉が萎縮してしまうことで発症します。

前頭側頭型認知症には様々な種類があります。脳の神経細胞に球状物の「Pick球」が溜まり発症する種類や、タンパク質「TDP-43」が溜まり発症する種類などです。

前頭葉の機能が低下すると、行動や感情のコントロールが効かなくなり、性格の変化や反社会的な行動の増加などの症状が現れます。
側頭葉の機能が低下すると、言語や記憶の機能に障害が発生し、物の名前がわからなくなったり言葉が出なくなったりします。

他の認知症に比べ、母数が少ないことから原因は特定できておらず、有効な薬物治療ができないのが現状です。

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認知症予防のためにできる対策は?

認知症予防のためにできる対策

認知症予防のためにできる対策として、主に以下の4つが挙げられます。

  • 食べ物や食習慣に気を使う
  • 適度に体を動かす
  • 社会活動に積極的に参加する
  • ストレスを発散する

それぞれの対策について、詳しく見ていきましょう。

食べ物や食習慣に気を使う

1つ目は、食べ物や食習慣に気を使うことです。
バランスの良い食事を取ることで、身体を健康に保つことができます。

例えば、老化防止の役割を果たす緑黄色野菜やビタミンC、脳梗塞を予防する効果があるとされている魚などを取ることが大切です。

自分でバランスの取れた食事を作れないときは、配食サービスなどを利用することも検討してみると良いでしょう。

適度に体を動かす

2つ目は、適度に身体を動かすことです。
無理のない範囲で運動を繰り返すことで、脳の認知機能が低下することを防げます。

可能であれば、少しの時間でもよいので毎日運動をすることで、運動を習慣化しましょう。
外で行う運動だけでなく、家の中でできる運動も取り入れられると、より習慣化しやすくなるでしょう。

社会活動に積極的に参加する

3つ目は、社会活動に積極的に参加することです。
他人とのコミュニケーションの機会を作ることで、脳に刺激を与えられるため、認知機能の低下を防げます。

社会活動に参加することで、必然的に他人とコミュニケーションを取るようになるため、地域の行事やボランティア活動があれば積極的に参加するようにしましょう。

また、社会活動に参加すれば、身体を動かすことにも繋がるため、より認知症の予防になることが期待できます。

ストレスを発散する

4つ目は、ストレスを発散することです。

ストレスは多くの病気の原因になりますが、認知症の原因でもあります。
そのため、ストレスを溜めずに発散することが、認知症を含めて様々な病気の予防に繋がります。

ストレスの発散方法は人によって異なるため、趣味や散歩、人との会話など、自分に合ったストレス発散方法を見つけてみてください。

認知症の原因に関するよくある質問

青空ウオーキング

最後に、認知症の原因に関するよくある質問とその回答を3つ紹介します。

  • 認知症になりやすい人の特徴はありますか?
  • 認知症は治ることもあるのですか?
  • 認知症は遺伝しますか?

認知症の原因について理解を深めるために、参考にしてみてください。

認知症になりやすい人の特徴はありますか?

認知症になりやすい人の特徴は、主に以下の3つです。

  • 生活習慣が乱れている
  • ストレスを抱えやすい
  • 怒りやすい

生活習慣の乱れは認知症の原因の1つであるため、生活習慣が乱れている人は認知症になりやすいといえます。

また、小さなことを気にしすぎる人などストレスを抱えやすい傾向にある人も、認知症になりやすいといえるでしょう。
ストレスも認知症の原因の1つであるため、なるべくストレスを抱えない生活を送ることが大切です。

さらに、怒りやすい人は孤立しやすく、他者との交流が希薄になりがちです。
他者との交流が減り、脳に刺激が与えられなくなると、認知機能が低下しやすいため、怒りやすい人も認知症になりやすいといえます。

認知症は治ることもあるのですか?

脳の神経細胞が壊れて発症してしまう認知症を根本から治せる治療方法は、現時点では確立されていません。

そのため、脳の神経細胞が壊れてしまった場合、認知症の治療方法は症状の進行を遅らせることが主な目的となります。

一方、睡眠障害や徘徊などの行動症状や不安、妄想などの心理症状は、治療できるものもあります。

認知症が治るかどうかは、認知症の種類や症状によるといえるでしょう。

認知症は遺伝しますか?

認知症の発症にかかわる遺伝子があることは確認されていますが、認知症が遺伝により発症する可能性は高くありません。

「遺伝の影響が強いのではないか」といわれることのある若年性アルツハイマー病でも、遺伝の影響があると考えられるのは約1割にとどまっています。

そもそも認知症の原因は複雑であり、解明できていない部分も多いです。遺伝による影響を心配するのではなく、生活習慣の改善や社会活動への参加など、自分ができることから認知症対策を始めましょう。

まとめ:認知症の原因を知って予防に努めよう

旅行

認知症は様々な原因が重なり合って発症することも多いため、全ての原因を特定するのは難しいです。
しかし、生活習慣の乱れや他者とのコミュニケーション不足など、自分で改善できるような原因も含まれています。
そのため、認知症にならないために、自分でできることを1つずつ行うことが大切です。

とはいえ、認知症の予防を100%行うのは簡単ではありません。

もし認知症にかかってしまうと、銀行口座が凍結してしまい、預金の引き出しができなくなってしまいます。
預金の引き出しができないと日常生活に支障を来してしまうでしょう。

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この記事を書いた人

小牟田尚子 小牟田尚子 家族信託コーディネーター®

化粧品メーカーにて代理店営業、CS、チーフを担当。
教育福祉系ベンチャーにて社長室広報、マネージャーとして障害者就労移行支援事業、発達障がい児の学習塾の開発、教育福祉の関係機関連携に従事。
その後、独立し、5年間美容サロン経営に従事、埼玉県にて3店舗を展開。
7年間母親と二人で重度認知症の祖母を自宅介護した経験と、障害者福祉、発達障がい児の教育事業の経験から、 様々な制度の比較をお手伝いし、ご家族の安心な老後を支える家族信託コーディネーターとして邁進。

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